trumpetトランペット
僕は高校一年でトランペットを毎日楽しく吹いています。最近どうしても超えられない一線があるんです。吹奏楽曲で、トランペットセクションの聞かせどころを吹く時、自分では音をスパスパ飛ばしてるつもりなんですけど、どうしても講師の先生に「お前(ら)の音はムダに横にひろい。ここら辺でしか鳴ってない。フルバンドのffの中でもビュンビュン聞こえてくるトランペッターになれ。」ということを言われるんです。「抜ける音」っていうのはどう言うものなんですか?ダメなのは自分のイメージ不足ですか?一体どうすればそんな音をだす事ができるんでしょうか?
残念ながらスパスパ飛ばしているという表現を使っていることがすでに音が抜けない原因だと思います。音のフォーカス、センターリング等を考えたことがあるでしょうか。野球のピッチャーが目一杯投げるとコントロールが悪くなり、またスピードも落ちてしまいます。8割り位の力で投げるとコントロールが良くなり、スピードも早くなります。トランペットも同じ事が言えます。
1.フォーカス
まず息が広がらないよう良く焦点を合わせて方向性を持たせてください。そのためには息を沢山吸うこと、しっかり支えること、息の流れを止めないことが必要です。
2.センターリング
音のセンターにコントロールして吹かないとどんなに力を入れても楽器は鳴りません。どんなに難しいパッセージでもすべての音が一番良い状態で鳴っているようにコントロールしてセンターを外さないように練習してください。声をだして歌う、マウスピースで練習する等が助けになると思います。
3。イメージ
やはり良いイメージがないと演奏できないと思うので、演奏会に足を運んで具体的なイメージを作ってください。(奥山泰三)