Community

トランペット085|トランペット|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
HOME > コミュニティ > 奏法Q&A > トランペット

Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

trumpetトランペット

演奏中の高い音の音程がなかなかあいません。
単音で吹くと音程はあいます。でも、音が硬くて細い音しか出すことができません。
演奏中に音程があわない原因とそれを直す練習方法を教えてください!!
また、豊かで聴いてて耳が痛くないような高い音を出す練習方法も教えてください!!
よろしくお願いします!!

豊かな音色と人と音程を合わせることは、深く繋がっています。
お気づきのように、一つの音をチューナーで合わせても、それが無理して吹いている状態ですと、あまり意味がありません。
良い音が鳴っている時は、身体がリラックスしているので、コントロールが効きますし、人ともブレンドしやすくなります。

紙に二つの円を描きます。その輪が小さいと重ならないですが、同じ位置でも大きな円にすれば重なりますね。
この円の大きさが音の豊かさ、響きを表していると思って下さい。
チューナーの針にピッタリ合っていることだけが大事なのでは無く、豊かな音であれば少々の差は気にならないのです。

他の質問の回答にも書いていますので、参考にしていただければと思いますが、胸の辺りが硬くなっていると音も硬くなります。円を大きくする為のヒントは胸の辺りのリラックスです。
流れるエア(息)が何かにさえぎられると、それを補うために胸や肩、唇等に余計な力がかかってきます。高音域に必要なエアの圧力を生むためには、その材料となる「息」が流れていてナンボです。
豊かなエアの流れを美しい音にする為に、良いリード(唇の振動)があって、アンブシュアが安定していて(過去の回答をご覧下さい)みぞおちの辺りでサポートして・・・と様々な身体の反応が必要です。

中音域では、比較的その感覚を簡単に得られますので、そこから地道に音域を伸ばして行って下さい。
ため息のようなイメージです。

安藤真美子

キーワード検索
楽器別