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トランペット094|トランペット|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

trumpetトランペット

安藤さんみたいな"きれいな"のアンブシュワはどうやったら、できるのですか?また、マースピースの質問で、高音域で、べーべー音が開かないマースピースってありますか?あったら、教えてください!!いま使っているのが、バックの6と7Bです。

あなたにとっての良いアンブシュアは、いい音がなるべく簡単に鳴るところです。いい音が出ているのなら、別にキレイでなくてもいいと思います。

ちなみに、私のアンブシュアは、左に寄っているので、どちらかといえばキレイではありません。

アンブシュアは、歯並びや骨格などが関係すると思いますので、安易に変えない方がいいと思います。

ただし、リムの上下から唇の赤い部分が出ているようでしたら、それは直しましょう。

赤い部分は柔らかく弱いですし、大切なリードの役割をしているところです。

そこを押さえつけてしまったら、すぐにバテるし、十分に振動もしません。

キレイなアンブシュアは、私もうらやましいですが、大切なのは、「いい音が出ること」です。

また、マウスピースですが、実際に演奏しているところを見てみないと、どれがあなたに合うか残念ながら私には分かりません。

ただ、6と7Bを使っているとのことですが、少し深いかもしれません。

カップの深さはABCとアルファベットで表してあります。[C]が最もよく使われている標準の深さで、[B]やアルファベットのない物は、それより深いということです。

カップが深い方が、柔らかい音が出ると思うかもしれませんが、同時にキツくなります。

そのため高音域で必要以上に力んでしまい、かえって音が硬くショボくなる場合もあります。

また、深くなると、音の輪郭がぼやけてしまい、それをはっきりさせようと

知らないうちに力が入り、音が汚くなる危険もあります。

[C]は決して浅くないですし、多くの人が使うのは、それだけバランスがいいからです。

リム→大きく・カップ→深く:音色が柔らかくなる・キツくなる・ぼやける

リム→小さく・カップ→浅く:音色が明るく細くなる・高音域が楽になる・はっきりする

など、それぞれにメリット・デメリットがありますから、音色、音域、持久力など、ラッパ吹きにとって必要な要素をできるだけ満たす為に、それぞれの妥協点を見いだすことが大切です。

これは、一般的な話ですので、必ずしもあなたに当てはまるとは限りませんが、参考にしてみて下さい。

安藤真美子

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