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トランペット114|トランペット|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

trumpetトランペット

小4からTrp.を吹いている高1女子です。
基礎練習の時に先輩からよく、音程合ってるのに音が浅いし、暗い と言われます
私はいつも深い息で息のスピードが速い 柔らかくて、ふくよかな響きのある音をイメージして吹いているのですがなかなか、上手く吹けません
あと、中3の頃より音域が狭くなったので、音域も広くしたいのですがどのような練習をしたらいいと思いますか?

小学生の時から吹いているんですね!私もなんです。一緒ですね~♪

さて、音色のお悩みということですが、「浅くて暗い」という相反する表現がちょっと混乱しますね。

ご自身の、柔らかく、ふくよかな響きのある音というイメージはとても具体的でいいと思います。
頭で鳴っていない音は出せないので、常に自分が出す音を完璧にイメージしていることが大切です。

では人に音の事を言われた時はどうすればいいかというと、脳でその言葉を実際の音に変換すればいいのです。
理想の音のイメージを言葉に変換できていますから、その逆、言葉を音に変換することもできるはずです。
先輩が望んでいるのは「浅くて暗い」の反対ですから、「深くて明るい」・・・でしょうかね(^_^;)
好き嫌いは別として、試しにそんな音をイメージして吹いてみましょう。 そして出ている音を良く聴くことで、脳がイメージと実際の音とのギャップを修正しようと身体の関係各所に信号を送ります。

自分の音を録音して聴いたことはありますか?
録音も生の音とは少し違うのですが、それでも客観的に自分の音を聴くことで、いろんなことが分かりますよ。

最後に、ヒントになるかわかりませんが、プロがやっていることを一つ。
楽器のメーカーやモデルが違ったり、マウスピースもそれぞれ、一人一人の音色も皆違うのに、どうしてアンサンブルできるのかというと、「よく聴き合っている」のです。
不思議なのですが、聴くだけで音色が寄ってきて、出だしやリズムがピタッとそろったり、音程が合ったり、ハーモニーが美しく決まったりします。長く一緒に演奏していればより早く合います。私たちは音楽の専門教育を受けているので、より精度の高いアンサンブルができますが、そこまででなくても、聴く、聴き合うことの効果はとても大きいです。

安藤真美子

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