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トランペット231|トランペット|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

trumpetトランペット

中1でトランペットを始め今は中3です。

私は中々高い音が出ず悩んでいます。

出せたとしてもとても苦しそうな音でしかでません。

今年が中学校生活最後なので高い音が出ずみんなに迷惑を掛けたくありません。

どうやったら楽に高い音が出せるようになれますか?

楽に高い音を出したいというのは、世界中のすべてのトランペット奏者の夢ですね!

ところがそう簡単にはいかないのが現実です・・・(涙)

でも、少し考え方を変えると今よりも楽に感じることができるかもしれませんので、やってみてください。

イメージ通りのいい音が出ているときは、脳からの信号が正しく伝わっているということなので、一番楽に吹けているということになります。

そこに「高い音は難しい、自分は苦手だ、はずしたらいやだ、みんなに迷惑掛けたくない」というような余計な情報が邪魔が入ると、信号が正しく伝わりません。結果、余分な力みを生み、こわくなって息が引っ込んでしまいます。

人間ですから、そういう不安がニョキニョキと芽生えてしまうのはしょうがない!

そこで、練習の時に工夫して、邪念をどけて、本当に大事なことで頭をいっぱいにする訓練をしましょう。

高い音へのアプローチは、自信を持って演奏できる中音域からスタートするのがいいと思います。

その時に、

★「高い音が出るか出ないか」ではなく、『いい音で吹けているか』を最優先に考えるようにします。

中音域の音色を壊さず、キープしていくことに集中するわけです。

出なかったらもう一度やればいい。それくらいの楽な気持ちで練習しましょう。

苦手なものは、練習もおっくうになってしまいますが、そうではなく、できることを広げていくというアイデアです。

毎日の練習に5分でいいので、行けるところまで高い音にチャレンジする時間を作ってみてください。

あなたの文面から察するにちょっとマイナス思考になっているように感じますが、それがやる気に変わって、挑戦することが楽しくなったら大成功です♪

上手くなりたいな~と思うことはとても重要ですが、それだけでは上達しません。

何も考えずにただダラダラと吹くのも、時間の無駄です。

「練習」は、イメージに近づけていく作業です。

常に良い音をイメージして、こんな風に吹きたいと思い描いて吹くようにしましょう。

すると、頭の中で鳴っている音を実現するのに必要な息の量、スピード、脱力、アンブシュア、舌の位置などなど、いろんなことがかみ合ってくるでしょう。

考え方を少し変えて、部活の仲間と楽しくアンサンブルできるといいですね。

安藤真美子

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