私はリップスラーとタンギングをしているときに必要以上に口が動いているような気がします。リップスラーもタンギングも口が動くので、安定しません。曲を吹いているときにも動いていると考えると心配です。音を変えるときに口ではなく何を変化させればよいのでしょう?
どの程度動いているのか見せていただかないと判断が難しいのですが、リード(振動している部分)が崩れてしまうほどに動いているのであれば、調子を崩す原因にもなるかもしれませんので、自分の一番良いリードを保つことを心がけて演奏してください。役に立つかわかりませんが、参考までにいくつか練習方法とイメージの仕方を挙げておきます。
★リラックスした状態で、真ん中のソを伸ばします。
そこからまずは半音上げたり下げたりをゆっくり、音が変わるときに階段状ではなく真っ直ぐなラインを意識して吹いてみて下さい。
それを2度、3度と広げていきます。
全部の音が最初のソと同じところで鳴っているというイメージです。高い音を見上げたり、低い音が落っこちたりしないようにします。
★リップスラーも動揺に、1階から2階、3階という感じではなく、全部1階にあるようなイメージで練習します。楽な中音域から始めると良いでしょう。
上記のような、中音域を絡めて上下に音域を広げていくような練習を取り入れてみてください。
★タンギングは、ロングトーンを区切った物という考え方で練習してみて下さい。スタッカートも、ロングトーンの断片です。音の高さが変わる場合は、スラーで練習してからタンギングすると、流れを止めずに楽にタンギングできて、余分な動きが減ると思います。
どこを動かして音を変えるかというのは、考えなくていいと思います。
これらの練習が普段の演奏に活かされてくると、アンブシュアも安定してくると思います。
安藤真美子