Community

トランペット245|トランペット|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
HOME > コミュニティ > 奏法Q&A > トランペット

Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

trumpetトランペット

中1でトランペットをやっています。

先輩,先生に「肩に力が入っている」「もっと力を抜いて吹け」とよく言われます。

前はこんなことなかったけど 最近は吹いていると肩や腕がすごく痛くなります。

(関係あるかわからないけど胸や心臓らへんの筋肉も痛くなってきます)

でもたぶん癖になってしまい「楽に吹くこと」は

どう吹けばいいかわからないし そういう風に吹けません。

改善方法があれば ぜひ 教えてください!

楽に吹けるって理想ですね。すべての練習のゴールといってもいいくらい大切なことでもあります。

ただ、やみくもに楽に楽に・・・と思っても、それがプレッシャーとなって余計に力が入ってしまうものです。

しかも肩や腕が痛くなるほど命がけで演奏されているとは、よっぽど責任感が強い方とお察しします。

その責任感を少し忘れて、真ん中のソ辺りの音をmfくらいの音量で気持ちよくロングトーンしてみてください。

自分の音をよく聴いて、頭でイメージしている最高の音色に近づけていくようなつもりで。

その時にやっていただきたい2つのことがあります。

1.吹く前に心の中でカウントする

2.マウスピースの小さな穴からマウスパイプへと真っ直ぐ息が入っていくイメージで吹く

カウントは、たとえば1.2.3.4でも「せーの」でもなんでもいいのですが、それによって体が音を出すタイミングに向かって準備をします。音楽は、音が出る前から始まっているのです。その準備が整うことでより良い状態で演奏開始することができます。

もう一つ、エアが真っ直ぐ楽器に入っていくと感じることで、余計なストレスなく素直に吹くことができます。

以上の手順を踏むことが、楽に吹く為の第一歩です。意外とシンプルですよね。

自分が簡単に出せる音で何度も確認してください。

曲を練習する時にも、このことを忘れずに、すべての音が自分の前(上でも下でも後ろでもなく)にあるようなイメージでゆっくりレガートやテヌートで練習するのも有効です。

いきなり全部を楽に吹こうとするのではなく、まずはソから。そしてできることを少しずつ増やしていくという発想で取り組んでみて下さい。

安藤真美子

キーワード検索
楽器別