トランペットを吹き始めてから2年経つ中学3年生です。
低音(チューニングベーから下)から高音(チューニングベー)に上がるときにマウスピースを押し付けてしまうからだと思うのですが、マウスピースの位置がどんどん下に下がっていってしまいます。
なので最初のマウスピースの位置と変わってしまうので、高音からしたに下がるときにしたの音が空気の音ばかりでちゃんと振動してくれません。
僕は人よりも唇が分厚めなので、普段の唇の位置も少し唇の中心より下になっています。
それも影響しているのでしょうか?
曲を吹いていると唇の位置が安定しないので、すぐにバテてしまいます。
近いうちに演奏会があるので困っています。
長くなってしまいましたが、解決方法を教えてください。
お願いしますm(-_-)m
自分なりにいろいろ原因を考えているようですね。
とりあえずマウスピースの位置が吹きながら変わってしまうことだけに着目して、あとの事(押しつける、唇が厚い云々・・・)は考えなくていいと思います。
上手な人が吹いているのを見ると、広い音域を行き来している時でも、見た目があまり変わりません。
それは、どの音域もカバーできるリードを使っているからです。
金管楽器にとってのリードとは、もちろん唇のことです。
どこにマウスピースを当てても、まぁ鳴らそうと思えば音は鳴る。
これが悩ましいところなのです。
どこが自分の最高のリードになるのか、それは自分にしか見つけられません。
あまり理屈は考えずに、シンプルに以下のことを試してみて下さい。
1.息を吐いたら勝手に音が鳴っちゃうところを探す
やることは、マウスピースを当てる→カウントする→カウントに合わせて息をたっぷり吸う→リラックスした真っ直ぐな息をたっぷり吐く(ノーアタック)
これだけです。必ずあります。鳴らそうとするのではなく、「鳴っちゃう」という感覚が重要です。
2.1で見つけた場所で、同じ手順で真ん中のソ(F)を鳴らし、そこからスラーで上下に音域を伸ばしていく
チューナーなどで音を鳴らして、その音を1の要領で鳴らす。必ずスタートはソで、3度、5度、オクターブと、いろいろな音程を行き来して、遊んで下さい。中音域から上下に伸ばしていくというイメージです。
この2つのことを練習の始めにマウスピースで3分くらいやるとうのを習慣にしてみてください。
すぐに劇的に改善されるものではありませんが、「ここで吹けば簡単に音が出る」という安心感を持てるようになることが、大切な一歩なのです。
マウスピースの位置を音域によって変えてしまうのは、不安だから、またはこうしないと出ないんじゃないか、と思ってしまうからです。
自分にとって良いリードを探す。そこから始めましょう。
安藤真美子