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トランペット257|トランペット|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

trumpetトランペット

トランペット歴一年半の中二です。
先輩が引退して1stを任せられることが増えたのですが、私は高い音が苦手で、楽に出るのが高いミぐらいまでです。むしろ後輩のほうが高い音は出ています。
どうにかしたいと思って、高校で吹奏楽をやっている姉に相談したところ、「力を抜けばいいんじゃない?」と言われ、力を抜くように練習してみたのですが、どうしても肩に力が入ってしまい、うまくいきません。
力を抜くことで高い音は出るようになりますか?
どうすれば力をうまく抜くことができますか??

リラックスすることは、とても大切で、良いアドバイスをもらいましたね!

でも、いざ力を抜こうと思っても、そう簡単にはいかないものです・・・。
まずは、高い音に限らず、プレイヤー一人一人に得意不得意があるものですから、あまり焦らず、自分のペースで成長していけばいいんですよ。
焦ると大事なことが見えなくなってしまいます。こういう音を出したいとイメージを持って、コツコツと努力をして下さい。

焦りを取り除いたところで・・・
リラックスの基本は、「ため息」です
まず大きなため息をついてみましょう。
そして、今度は楽器にそのため息を吹き込んでみます。その際、唇が振動しないように、マウスピースをくわえてください。
頑張って吐くのではなく、「ため息」です。
管が細いので、自然に抵抗が加わって、空気のスピードが上がりますね。何もない時よりも長い時間息が流れているのがわかりますか?

次にいつも吹いているアンブシュアで、真ん中のソの音をそのため息を使って鳴らしてみます。
頭でこれから吹く音を歌うことを忘れないで下さい。
アンブシュアが安定していて、少しお腹のあたりでサポートすれば、音がぶら下がることもなく、たっぷりとした豊かな音が出ると思います。

それが基本です。
楽に吹くには、たっぷり息が流れていることが大切です。
ウォーミングアップや、基礎練習の時にいつも心がけてみてください。
そこから少しずつ音域を広げて、たっぷりの息をコントロール(スピードや幅など)しながら、リラックスして演奏するコツを拙みましょう。
上手な人が、高い音を簡単そうに吹いているように見えるのは、これがうまく行っているからです。
もちろん、すぐに習得できるものではありませんが。
ハードな練習などで、私今力んでいるなと思ったら、この基本に立ち返って、リラックスしている状態を体で覚えましょう。

安藤真美子

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