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トランペット280|トランペット|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

trumpetトランペット

トランペット4年目です。
最近アンブシュアについて悩んでいます。
高音になればなるほど下唇を巻いてしまうクセがあって、その結果上唇だけに負担がかかり、すぐにバテます。上唇の裏側に口内炎のようなものもできてしまい、痛いです。
しかも、毎日練習があるので、口内炎が治りきる前にまた吹かねばならず、日に日に悪化してしまいます。
他の人はみんなアンブシュアで悩んでいる様子もなく、最初からちゃんと口が整っています。始めて3ヶ月くらいの子もすごく高音が出るようになっていて、焦ります。
何より、練習しようとしてもどんどん音がでなくなっていくし、合奏でも全然吹けなくて、バテていなければ吹けるのに...と、いつも悔しいです。
努力しても悪化するだけなら辞めたいとすら思ってしまいます。
解決策を教えてください。

口内炎は辛いですね・・・
私も時々できるので、寝ている間に貼って治す「アフタッチ」という薬を愛用しています。

さて、本題ですが、下唇を巻くということは、顎が機能していない可能性があります。
これまでに何度か回答の中で解説していますが、読んでいただきましたでしょうか。
アンブシュアをキープするには、唇そのものというよりは、周りの筋肉を上手に使うことがポイントです。
今は、高音になるほど唇がどんどん閉まっていって、結果リードが壊れているのではないでしょうか。

顎を平らにすると、唇の両端が連動してあるポジションに落ち着きます。この3点(顎と唇の両端)でリードを最適な状態に保っているのです。
顎が機能しないと、唇はいくらでも引っ張れるしギュッと閉じるし・・・つまりリードが不安定な状態に陥ります。
猪木のような顎です。鏡を見てお風呂で練習してください。

その平らにした顎をさらに下に引っ張るようにすると、唇の両端は巾着のヒモを引っ張っていくようにすぼんでいきます。
高い音に行くときは、この状態を利用しているように思います。
もちろんそれだけではなく、息の流れ、お腹のサポート、どれくらい押しつけるか、いろいろ関係していますが、とりあえず唇を巻き込んでしまうことはなくなると思います。

大切なのは、良い音が出ているということ。顎を意識しながら、良い音を積み重ねて音域を広げていってください。

安藤真美子

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