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トランペット293|トランペット|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

trumpetトランペット

私は現在高校2年でトランペットを8年続けているのですが、とても恥ずかしいことなのですが8拍のロングトーンでさえ全く続かないときがあります。日によって続く日と全く続かない日があります、呼吸法は学校の練習メニューにあり、全体ではやっていますが個人ではやっていないです。またアメリカンサリュートのイングリッシュホルンのところをカップミュートをつけソロで吹くのですが全く息が続かずフレーズ感が悪くなってしまいます。改善でき、しっかり息が続くいい呼吸法はないでしょうか。

8拍というのは、どれくらいのテンポでどれくらいのダイナミクスなのでしょうか。条件にもよりますので、それが短いのかどうかよくわかりませんが、息の長さとブレスの取り方の2つに分けて解決法を探してみましょう♪

★まず息の長さ。

演奏の明暗を分けるのは最初のブレス。といっても過言ではありませんが、沢山吸わなきゃ!と思うと逆に体は硬くなってしまうものです。
リラックスして体全部が風船になったようなイメージで気持ちよく吸えるようになる道具があります。
ホームセンターなどに売っている「水道管」。内径が2cmくらいで長さ7 - 8cmのプラスチックの物がいいと思います。
要は太いストローという感じですが、これをくわえて、吸ったり吐いたり深呼吸するだけです。練習の前に少しやると、肺が柔らかくなって、沢山空気が入るようになりますよ。練習に行き詰まった時にも、リフレッシュするつもりでやってみるとグッドです♪
4拍、3拍、2拍、1拍といろんな長さでMAXまで吸いきってゆっくり吐くなど、設定を決めると、より実際の演奏に近い感覚が得られます。

また、吸う量も大切ですが、吐き方(吹き方)によっても変わってくるように思います。あなたが吹いているところを拝見していないので、あてはまるかどうか分かりませんが、中高生を見ていると「そんなに吹かなくてもいいのに・・」と思うことが多々あります。合奏で先生に「聞こえない」とか「もっと吹いて」と言われると、まるでその言葉に洗脳されてしまったように、自分のイメージとかけ離れた音色になっていることに気付かず、がむしゃらに吹いているのです。
ダイナミクスの差をきちんとつけることはもちろんですが、リズムやタンギングにはクリアに聴かせる為のある種のコツがあります。それらがぼやけている状態でいくら必死で吹いても、効果は少なく無駄に疲れてしかもうるさいだけです。
せっかく吸った息をオーバーブローで無駄遣いせず、演奏内容に最適なバランスを見つけましょう。

★ブレスの取り方

聴く人も息をしていますから、奏者が無理して苦しそうに吹いていると、お客さんも苦しくなってしまいます。
頭の中で音楽、フレーズが繋がっていれば、途中でブレスしても以外と気にならないんですよ。
ブレスの場所を決めて(←ここ大事!)、その前後の音を丁寧に演奏するよう心がけながら、ブレス込みで練習しましょう。

安藤真美子

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