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トランペット295|トランペット|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

trumpetトランペット

中学からはじめ、今年で高3になります。
去年からアンブシュアが変わってしまい、今まで積んできたことがほぼ1からという状況になりました。ハイbまで鳴っていたのも今ではチューニングbの上のd,Esが限界です。後輩や同輩にも迷惑をかけていて申し訳ないです。顧問にも時々見てもらい、少しずつましにはなってきましたが息の流れがどうしてもわるいのです。息は吸えているのですが、楽器に流すとき、喉がグッと力が入るような感じで息の量を調節してしまうようなかんじなのです。なので音も特にチューニングbからは音もかたく、力づくみたいなかんじなので高くなるほどつまった音になり、音域もEsより上にひろがりません。そのせいか、アンブシュアもさだまらなくて悩んでいます。力を抜くっと意識をしてもすぐに力がはいり、曲を一曲まともに吹けないかんじです。何かアドバイスや方法はありますか?

吹いてきた年数が多いほど、直すのにも時間がかかります。
喉に力が入っているという自覚もあるとのことですので、ため息のような息でリラックスして吹くよう心がけていれば、少しずつ体や皮膚感覚、細胞が今のアンブシュアに適応してくるでしょう。
始めはアンブシュアもしっくりこなくて、ここで本当にいいのかな・・・と思いながらの不安な作業になるでしょうが、鏡を見ながら、試行錯誤していくことで、次第に最適な場所に自然にマウスピースが行くようになり、以前の場所の記憶が皮膚やその下の筋肉から消えていくと思います。
出来ることのクオリティを上げていくことと、少しずつ限界を伸ばして行くこと。これにつきます。
アンブシュアは、吹きやすいリード(唇)を維持するためのものですので、最初に述べたように、ため息のようなリラックスした息でリードが簡単に振動するという感覚を大切にしてください。

吹けなくてもできること、例えば楽譜を読む練習とか、フィンガリングの練習、CD鑑賞等々、音楽全体のレベルアップを目指して創意工夫しながら時間を有効に使いましょう。

安藤真美子

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