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トランペット390|トランペット|東京佼成ウインドオーケストラ Tokyo Kosei Wind Orchestra
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Q & A by TKWO Players
奏法Q & A

trumpetトランペット

私は、中学2年で、トランペット吹いています!
パートリーダーでは無いんですが、パートの中では符読みは一番できます。
ただ、符読みができて、曲を吹けても、音程が全くです。ほかのパートからも『トランペット音程悪い』って言われます。
ロングトーンや、音程練習に時間をかけようと思っても、私の中学は冬は5時が最終下校なので、部活は30分ぐらいしかありません。そのなかでロングトーン→個練orパー練をしなければならないので、時間がありません。土曜日は、まだ時間があるので音程練習に時間をかけたいです。
いつもの練習の流れは、
ロングトーン→朝練(教本)→プレイ(教本)→個練→休憩→パー練→合奏→片付けって感じです。でも、ロングトーンでチューニングをしても皆全然あっていません。
気が早いのですが、2週間ごとに曲を配って、自由曲を、きめています。いまやっている曲は、吹いてる楽器が少ない中で、伸ばしをやるので音程が悪いとすごい目立ちます。
ロングトーンは、8拍から八分音符2つまで、テンポ80ぐらいでやって、ハーモニーやって、スケールや三度音程等をやっています。
こんな練習じゃ、上達はしませんよね。とにかく、音程を、合わせれないです。
よければ、改善点などを、教えてくださると嬉しいです!

トランペットは、基本的にただの金属の管(くだ)です。バルブが3つついていますが、倍音(同じ指で出る音)の組み合わせですべての音を作るので、とてもアバウトなのです。
そんなトランペットでいかに精密に音程を合わせるのか・・・

口でも喉でもなく、頭で音程をコントロールするのです。

練習時間が短くても、できるようになります。
「音程の練習」というものは特になく、逆に、吹いている間は常に音程の練習をしている事になります。

まず、ロングトーンの時に何を考えていますか?
ロングトーンの目的は「音作り」ですね。その音には、音色、音量、そして「音程」、様々な要素が含まれています。
吹く前に自分がイメージする最高の音を頭で鳴らします。それからイメージ通りの音をベルから出すんだという自信を持ってたっぷりの息で吹くのです。
音が出たらそれをよく聴き徐々にイメージとのギャップを埋めていく。
その時に、途中でチューナーをちらっと見て下さい。すると、自分の音程感覚が高いのか低いのかチェックできます。

※チューナーを見ながら吹いて合わせにいく、または皆で吹いていて自分の音がよく聞こえないのにチューナーをガン見しながら吹くのは、身につかないのでオススメしません。

曲の練習をしているときも、そのメロディーが頭で歌えていないと、これまた人と合わなくなってしまいます。
これは、二つの連続する音の距離を正確につかむ力をつければ大丈夫。
三度音程の練習をしているとのことですので、三度の距離は大丈夫ですね♪
そのように、楽譜を読むだけではなく、そのメロディを正確に歌えるようになれば、ピッチは飛躍的に精度が上がります。

上記のことをヒントに、いつも頭で歌いながら吹く習慣をつければ、体が脳からの指令で正しく作動するようになります。

そして練習時間が短くても、集中した良い練習ができれば上達します!
応援しています。

安藤真美子

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